お子さんの咬み合わせは大丈夫ですか?

床矯正を考えている保護者と本人への説明をしています

矯正装置

歯を抜かなくてもいい矯正を知っていますか? 床矯正の治療では、基本的には永久歯を抜歯せずに、顎自体を広げて、歯の生える場所を確保して、歯を並べます。

写真の様なネジ付き装置で少しずつ(1ヶ月約1㎜)顎を広げて、正しい位置に誘導します。 形状記憶合金のワイヤーを使うこともあります。(機械的な矯正治療)拡げる速さは自分で加減できます。

また、咬む運動、食事環境の指導、悪習慣の除去等を組み合わせ、歯の土台となる骨の正常な発育を促すことにより、顔の形も整えます。(生物学的な機能療法)

前歯の歯並びを「おかしい」と感じた時が治療の開始時期です。 様子を見ていたら、発育不足の委縮した顔になってしまいます。 「おかしい」と感じたら、様子を見ていないで、すぐに治療を開始しましょう。

女子の顔の発育

顔の発育

男女共に6歳頃までに顔の骨の80%が完成。10~12歳にかけて再び発育、女の子は14歳頃までにほぼ発育が終了します。

基本的に永久歯を抜かずに顎の正常な大きさまで拡大して歯並びを整えます。 発育不足の顎を歯の並ぶ正常な大きさに拡大することにより、又、「咬む」という運動刺激を顎の骨に加える事により、顔の骨格の発育がうながされ、本来あるべき正しい顔の形に整えられます。 人が発育しようとする自然の力をも利用した矯正なのです。 人に優しい 床矯正 です